大垣市墨俣町の中心部で美濃路沿いにある住宅のリフォームです。敷地は1.35ｍの段差があり、低い部分の基礎は鉄骨造で作られています。床の下地は正しく施工されておらず、耐震壁は省略されていました。「完成当初から２階の振動が大きいんです。」とお聞きし、調べると２階の床梁の成が小さいのが原因でした。
床、壁、天井の仕上げ材を撤去するリフォームは耐震補強を行ういい機会です。「これで万全」とはいきませんが、可能な限り耐震補強をお勧めします。

システムキッチンと洗面所の棚は、お使いになっていた物を再使用しました。システムバスはスペースの都合で１坪タイプが使用できず、オーダー寸法可能な製品を採用し、バスタブ（湯船）は１坪タイプと同じ大きさとしました。省略されていた部分と、そして新たに耐震壁を施工し、出来る処はすべて柱と横架材を金物で接合しました。２階の床梁も補強し振動もなくなりました。街並みと建築コストを考慮して外壁の仕上げを選択しました。完成引渡し後の１ヵ月検査、３ヵ月検査、６ヵ月検査、1年検査を行うも不具合はありません。