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【設計図】について

【工事監理は必要?】について


営業経費 vs 設計料

家を建てようする時、ハウスメーカーや工務店や大工さん(以下ビルダーとします)に依頼する方法があります。この場合、設計も工事もビルダーで行います。ハウスメーカーはモデルハウスの建設費、展示場の維持管理費や人件費、広告費等をかけるため工事費の約30%がそれらの営業経費に充てられると聞きます。
「設計無料」というお話を耳にしますが、家を建てるには人が設計をし【設計図】を作る必要が有り、経費がかかります。見積書には、これらの経費の名前は出てこないと思います。30%の経費を払いシリーズ化された家を建てるなら、10%の設計監理料でオリジナルな家を建ててはどうでしょうか。

設計事務所をうまく活用するには、とにかく充分に仕事をしてもらうことです。
設計事務所は設計監理料以上の価値を建築に付加しようと務めます。


住宅の廊下

工事監理

:ハウスメーカーや工務店や大工さん(ビルダー)で家を建てる場合

  1. お客様は、ビルダーと設計契約をする。
  2. お客様は、ビルダーと工事請負契約をする。
  3. 家を建てる場合、約20種類の専門工事が必要なためビルダーは協力業者(下請け業者)と物件ごとに工事契約をする。
  4. ビルダーは現場に工事担当者(現場監督)を置き、工事内容の品質の確保、工程や工期の管理を行う。

:建築設計事務所に依頼し家を建てる場合

  1. お客様は、設計事務所と設計・監理契約をする。
  2. お客様は、ビルダーと工事請負契約をする。
  3. 家を建てる場合、約20種類の専門工事が必要なためビルダーは協力業者(下請け業者)と物件ごとに工事契約をする。
  4. ビルダーは現場に工事担当者(現場監督)を置き、工事内容の品質の確保、工程や工期の管理を行う。
  5. 設計事務所は工事監理を行う。

工事監理:工事を設計図書と照合し、設計図書のとうり実施されているかいないかを確認すること。

A・B、2つの場合とも現場には現場監督がいるはずです。そしてAの場合、現場監督が工事監理を兼ねるはずです。現場監督も多種多様で、もう一度担当して欲しい優秀な監督もいれば、下請け業者の仕事の良し悪しをチェックしない、不備があっても何も言わない監督もいます。中には施工の不備の指摘に対し、このままで終わらせようとガンバル現場監督もいました。身内である下請け業者に「やり直せ」と言いたくない気持ちは分かりますが、それでは通りません。
テレビで見るように組織が自浄能力を持つことが難しい以上、ビルダーから独立した工事監理は必要と考えます。

私にとって現場は和気あいあいの場ではなく、緊張感の必要な場です。


製作建具の検査

配筋検査

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